今回は、Search Engine Landで見つけたGoogle検索のオートコンプリート機能の強化について書かれた記事を和訳しました。この記事はPCで検索したときの検索結果画面に関わる内容ですが、最近PCでもスマホでも、SERPsの変化が多々あるように感じます。
個人的には、今回のオートコンプリート機能の強化によって、今までよりさらに求めている情報に辿り着きやすくなり便利になると感じました。指名検索のように求める情報が明確に決まっておらず、答えがわからない状態のときは、さまざまな可能性や候補を提示してもらえると、想定外のところから答えが見つかったりすると思います。
パッセージランキングにも関係してくるかもしれませんが、トピックに対して細かく、補足情報も含めて用意していくとページの品質も高くなり、今回のような機能によって情報がより多様なユーザーにピンポイントに届きそうです。
Google検索、オートコンプリート機能の強化
Googleはオートコンプリート機能のインターフェースの端から端までに伸ばすなど、より多くのデザインやサイズでテストを続けています。
Googleは検索に関連するコンテンツへのアクセスをさらに容易にすべく、今までのオートコンプリート機能で表示されていた予測クエリに追加で縦に一列分表示させる、新しく強化されたオートコンプリート機能を正式に開始したと、Googleの広報担当者がSearch Engine Landに明かしました。さらにGoogleは、デスクトップ検索のオートコンプリートのインターフェースを画面の端から端まで伸ばしたり、さまざまな幅や要素でもテストしていることが分かりました。
強化されたオートコンプリート機能
強化された新しいオートコンプリート機能のインターフェースは「他の人はこちらも検索(people also ask/ people also search for)」も含め、検索クエリに関連するその他コンテンツなど、追加の候補キーワードを表示する可能性があります。以下は、そのスクリーンショットです。
この機能を利用するには、デスクトップでGoogle検索を行い、検索バーをクリックすると、画面右側に予測結果が表示されます。以下は、私が最初にGoogleのテストを見つけた際に作成した実際の動作のGIFです。
端から端まで表紙するオートコンプリート機能のテスト
Googleは、SEO会社が「edge to edge」と呼んでいるオートコンプリート機能の別のバリエーションもテストしています。これは、検索バーが検索結果ページの他の要素に直接溶け込んだような形で表示されるものです。そうすると、検索クエリを入力する検索バーの周囲の境界線は取り除かれ、検索結果は画面いっぱい端と端までつながったように表示されることになります。
以下は、Twitterで@MusingPraveenによって投稿されたスクリーンショットです。Brodie Clarkは、この「edge to edge」検索インターフェースについてさらに深堀りした分析をしています。
フル幅でのテスト
ご存知の通り、Google検索においてローカル検索や地図情報を表示する際のインターフェースを横長に画面のフル幅で表示するようになることをGoogleは名言しています。また、まだ完全には始動していないものの、他の要素やサイズでのテストも継続して行っています。これには、画面フルサイズの画像パック、画面フルサイズの強調スニペットなどが含まれます。
Googleは、Google検索の様々な機能において、視覚的要素の変更を頻繁にテストしていることを、明らかにしています。
なぜ気にするべきか
Google検索のインターフェースへの変更は、その大小にかかわらず、ユーザーのGoogle検索の使い方に影響を与える可能性があります。ユーザーがどこを見るか、どれくらいの頻度で新しい検索を行うか、ユーザーがどこをクリックするか、などにつながる可能性があるのです。これは、あるクエリに対するGoogleの検索結果からあなたのWebサイトへのクリック率に直接影響を与える可能性も十分にあるでしょう。